旅行者下痢

ジョセフ ウ 医師
内科医師

旅行者及び外国人にとって、旅行者下痢症は、衛生環境が未整備な地域で生水や食品を摂取することにより感染するものです。

病原微生物のうち、最も検出される頻度が高いのは病原性大腸菌の一つである毒素産生性大腸菌であります。腸管粘膜を障害し、感染後数時間以内で吐き気、嘔吐、腹部痙攣、下痢、発熱、血便などの症状が現れます。発熱は、ウィルスが血液系に侵入した印、血便は腸粘膜潰瘍の印です。

 

感染の程度はウイルスが吸収された量及び患者自身の免疫状況によります。ですから、同じものを食べた人でも違う症状がでます。もし症状が軽ければ、数時間しか続かないので、電解液さえ補充すれば十分です(吐き気を防ぐために、一日中に頻繁に少しずつ補充する)例えば、レモン汁或いはオレンジジュースを含むお湯を飲む、或いは糖分と塩類濃度の溶液を摂る必要がある。薬の量が適切であれば、例えPepto BismolImodiumの非処方薬でも利用できます。ただし、水分を補いながら半日程度安静にしていても、発熱、血便が見られるなどの場合は、早急に医療機関を頼るべきです。治療方法は静脈内注射及び抗生物質の使用です。大腸菌と腸管菌の原因以外にウイルス及び寄生虫でも感染性下痢になる原因となります。大腸菌などの方が持続時間が短いですが、ウイルスなどの方が慢性が多く完治が難しい特徴があります。特に子供に対しては電解質平衡をとれなくなり、脱水症状を避けなければならないので、症状が持続したり或いは悪化したら一日後、必ず医療機関を頼るべきです。

 

感染症防止のために、自動販売の食べ物とかカットされた果物とか、室温の生ものとか食べないで下さい。沸いた水或いはミネラルウォータと調理したばかりの物と沸かした水で作った氷を利用してください。特にビールは水の代用品ではないので、飲みすぎると脱水症状はひどくなる可能性がありますので、注意して下さい。

 

感染性下痢、吐き気、嘔吐の症状と似たような食中毒は変質した食べ物と冷蔵庫で長期保存した牛乳と海鮮を摂取することにより感染するものです。こういう食中毒は、非常に多いのですが、場所と関係がありませんので、新鮮な食べ物を摂る顧客が多いレストランで、食事することにより避けられます。